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此処は、「スター」が主に好き勝手やっているブログです。 メインはオリカビ。サブで色々やっています。 熱しやすく冷めやすいスターですので。 オリカビはイラストが主。小説はサブです。 日記はジャンルごっちゃです。 変な言葉は何処でも出てくる。 寧ろ、このブログ自体がそんなものの塊です。 だって、私が自由気ままなんだもの。
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アルトレナに昔から伝わっている物語。魔術の始まりについての話。

それはまだ、アルトレナに『魔術』が伝わっていなかった時のお話。


昔、アルトレナには『魔術』というものは存在していなかった。

この頃は、生まれつき持っている自分の能力と体術、剣術が主流でした。

この時代は、必ず誰しもが生まれつきの能力を持っていました。

そんな時代の時。一人の男が別の星から、アルトレナに移住してきました。

その男こそが、アルトレナに魔術を広めた「魔術師」でした。

魔術師はアルトレナの人々の前で、自分の魔術を披露しました。

アルトレナの人々は、見たことも無い術に驚きの声を上げました。

そんな中、魔術師が言いました。


「魔術を習いたいのなら、私が教えてあげますよ」


と。その一言により、魔術を習い始める者達がたくさん集まってきました。

魔術師は習いたい者達に一生懸命、丁寧に魔術を教えていきました。

魔術を教えていく中で、覚えの早い者は、二つ、三つ……と覚えていきました。

なかなか覚えられない者も出てきましたが、魔術師は優しく、気長に教えていきました。



そんな日々から五年がたちました。

今では、魔術を主流とした者達がアルトレナにあふれていました。

魔術が苦手な者は、今まで通りに自分の能力や体術、剣術を主流としていました。

此処までは平和だったアルトレナが、ある日、一変してしまいました。

魔術を使える者達の中で、強大な魔力を身につけたものが言った一言で………。


「この俺がこのアルトレナで一番強い魔術師だ。強い魔術師は一人で十分だ」


この者は、自分こそが強大な魔力の持ち主だ。と言いはり、魔術を広めた魔術師を殺そうとしました。

そんな事を思っていた者達が集まり、次第にこの騒ぎは大きく広がり、アルトレナ全土へ広がり…………

魔術大戦争

へとなって行きました。

強大な魔力を身に付けた者達は、魔術師を殺そうと、アルトレナにある街を一つ一つ、破壊していきました。

アルトレナ全土は一瞬にして、火の海と化しました。

街の人達もその炎に巻き込まれて焼け死んでしまいました。

街を守ろうと、魔術を使える者や、使えない者達も力を合わせて戦いました。

ですが、相手の方が有利すぎて、戦いを挑んだ者達ははかなく散ってしまいました。

その時、魔術師は逃げていました。魔術師は、魔術で人々を攻撃しませんでした。


「私は、こんなことをする為に、魔術を広めたのではない。これからの未来、この星が平和に、豊かになる為に広めたのに………。何故、こんな事になってしまったんだ!!」


魔術師は己の魔術を駆使しながら逃げたり、隠れたりしていました。

その間にも、たくさんの人々が亡くなりました。何の罪も無い、人々が。

魔術師は思いました。


「もう、こんな戦争は嫌だ。たくさんの人々が、巻き込まれて死んで行くのは。もう、見ていられない!!この身を犠牲にしてでも、止めてやる」


と。

そして、魔術師は『禁術』と呼ばれている、決して使ってはいけない魔術を使う事に決めました。

禁術と名のあるだけ、それは強力なものでした。誰ひとりとして、使った事はありませんでした。

この戦争を止める為に、魔術師はこの禁術を発動しました。

もの凄い強大な魔力がアルトレナ全土を包みこみました。ですが、その包みこんだ魔術は、柔らかな光のベールでした。

そして、魔術を使って戦争していた者達は心が洗われて、戦争を止めました。

そして、壊してしまった街や自然を、魔術を使って修復していきました。そのおかげで、街はすぐに元通りになりました。

ですが、あの魔術師の姿はどこにも見当たらなくなったのでした。

禁術を使ったせいで死んでしまっていたのでした。

その魔術師の遺体を見たのは一人の少女でした。その少女は、魔術師に魔術を教えてもらっていた子でした。

その魔術師の遺体を見て、少女は静かに手を合わせ、穴を掘り、埋めてあげました。


「偉大なる魔術師、此処に眠る」


と。書き記して。

それからというもの、ニ度とあのような戦争は起きなくなりました。


                                                       『魔術の始まりと歴史』



ふぅ。と小さなため息を吐いて翼は本を閉じました。


「何読んでたんだい?翼ちゃん」


翼ははっ!!として顔を上げると、そこにいたのはウィリード。
彼は幽霊でいまだに成仏していない。幽霊がいきなり現れたら、誰でもびっくりするだろう。


「ウィリードさん!びっくりしたじゃないですか!いきなり現れて……」

「ごめんごめん。で、私の質問には答えてくれるのかな?」

「え?…あぁ。何の本を読んでいたか。ですよね?この本ですよ。ロデールさんから借りた本ですが」


そう言って翼は、ウィリードに読んでいた本を見せた。
題名を見たとたん、ウィリードは悲しそうな表情を見せましたがすぐにいつもの表情に戻りました。


「魔術の歴史の本……か……。翼ちゃんも魔術は使えるんだよね?」

「えぇ。光属性だけですが……。それがどうかしましたか?」

「いや。何でもないよ。でも、一言だけ言っとくね。魔術で人を傷つけてはいけないよ」

「私は絶対にしませんよ。魔術は私たちの未来を良くする為に伝わったんですよね。私は、この先の未来の為に使いますよ。きっと、他のみなさんだってそうですよ」


にこり。と笑いながらウィリードに言った翼を見て、ウィリードは小さな笑みを漏らした。
そして、いつも通りのテンションで。


「それは良かったよ。おや。そろそろ三時だね。さてと、海くんやロデールくんの作ったお菓子でも食べに行こうかなぁ。翼ちゃんも行こう。皆に食べられちゃうよ?」

「あっ!はい!今行きますからよ」


魔術を広めた一人の男

(良かったよ)
(君たちみたいな人達がいて)
(あんな、戦争を、私は二度と見たくないからね)



★☆あとがき☆★
なんぞこれはwwww
学校とかでたまにメモ程度にまとめてた付箋を元に書いてた結果がこれだよ!!!
残念クオリティーにも程があんだろう!!(((
うん。魔術師は言わずともウィリードさんです。
てか、ウィリードさんを動かすの、すっごく楽しかったwww
でも、途中で誰だか分かんなくなりかけたやwwww

長い話を読んでくださってありがとうございました!!!

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